前回ご紹介した周防大島温泉の「えん歌風呂」、いかがでしたか。
担当といたしましては、もっと写真をたくさん撮ればよかったとか、温泉以外の情報もご紹介すべきだったなど、色々と反省しております。なかなかうまくご紹介できなくて申し訳ないですが、少しずつでも上手にお伝えできるようになって、楽しいお湯めぐりにしていきたいなと思います。



劇場旅館 川棚グランドホテル
さて、今回は下関の奥座敷、豊浦町は川棚温泉の「劇場旅館 川棚グランドホテル」に行ってきました。
以前のテレビCMであった、「露天風呂山頭火」という響きが妙に記憶に残ってますが、こちらは17年前に作られて、今年の8月にリニュアルしたばかりです。
まず、大浴場への入口からちょっともう世界が違う感じです。真っ白の階段と壁面は、とてもシンプルで現代的な印象です。近くに行ってよく見るとなにやら文字が書いてあります。
 「涌いてあふれる中にねている」・・・漂白の俳人種田山頭火の句です。
 山頭火は川棚温泉の美しい自然とお湯がとても好きで、この地で川棚の風景をたくさん句に残しています。

入口です。 上のお湯の反射がきれい。

明るくてまぶしいくらいの脱衣所。
 この壁の文字、大きさが色々あるのですが、一番大きい文字で書かれている句は、山頭火が川棚で詠んだ句だそうです。 「そうかー、なんかよく耳にする句だけど、この場所でこうして改めて見るとまた違う印象だなー。」と感じました。
 それともうひとつ入口でのおすすめは、ちょっと上に目線を移すと、天井がきらきら光って揺れていてすごくきれいなこと。露天風呂のお湯が反射して天井に映ってます。太陽の向きによっては木々の緑も映し出されるそうで、きっとそれもきれいなんだろうなーと思います。
 では、そろそろ中に・・・・おおー、これまたすごい。きれー。なんかもうまぶしいくらい。シンプルだけど明るくて温かみのある感じ。恐怖のヘルスメーターでさえもすごくかわいくておしゃれです。


壁にも注目。
山頭火の句が書かれています。

露天風呂です。
奥の建物はサウナです。

露天風呂から大浴場をながめるとこんな感じ。

夜の露天風呂。お昼の青空もいいですが、夜もまた素敵です。
 いい加減お風呂はまだかーというお叱りの声が聞こえてきそうなので、ここはこのくらいにして、さっさと浴場に入ることにします。お風呂もこれまたすごくモダンな感じ。もちろんここでも山頭火の句が迎えてくれます。
 お湯は柔らかで、肌がするするします。少しぬるめで、(自宅でいつもすごく熱いのに入るのでそう思うのかも)壁の山頭火の句を眺めながら、ずーっとゆったりと入っていられる感じです。そして、全面ガラス張りの向こうは露天風呂。サウナもあります。ちょっと休憩できるようなスペースもあったりして、とても気持ちのよい空間です。
 それではいよいよ露天風呂へ。こちらは先ほどのお湯よりも少し熱め。上を眺めると、屋根らしきものは全然なくて真っ青な空が開放的で気持ちがいい。夜は星も見えるのかなあ。こんなにモダンでクールなデザインなのに、すごく自然の中にいる感じがして、安らげるのが不思議です。
 山頭火が、ここ川棚で一生を終えたいと思ったのもわかるような気がします。

すべすべのあったかい手
 お風呂でいっしょになったお母さんは、九州から息子さんと時々こられるとか。
 すごい肌が真っ白でつるつる。
 「そりゃ、いっぱい温泉はいっとるからねー。もうすぐ80歳よー。温泉に入るのだけが楽しみでね。」とにっこり。
 顔は恥ずかしいから手だけね、と写真を撮らせてくださいました。
つるつるのお母さんとお互いに「お元気でね」とお別れして、心も体もあったまったところで、なぜかちょうどお昼になりました。


瓦そば

お多福さんの瓦そば。1人前1.050円

このかりかりのとこがおいしいとこ
 川棚に来てしかもたまたまお昼になって、これを食べずして帰れないですよねー。そう、ご存知「川棚名物瓦そば」。
 ホテルの中にある「瓦そば本店 お多福」では、季節ごとの変わり瓦そばメニューがあって、色んな味が楽しめます。たくさん試してみたいところですが、今日はノーマルの瓦そばに決定。
 瓦そばは、その名のとおりよく熱した瓦の上に茶そばと味付けした牛肉、錦糸玉子、小ねぎなどがのっていて、つゆにつけて食べるあたたかいおそばです。
  個人的には、茶そばが熱々の瓦で焼けてかりかりになってるところが大好きなので、わざとおこげを作ったりして、おいしくいただきました。


川棚まんじゅう

川棚饅頭の三春堂

こちらは10個入500円でお得。
1個からでも買えます。
 ホテルをでると、甘いもの好きの私の目に真っ先に飛び込んできた文字は「川棚まんじゅう」。おいしいんですよねーこれが。吸い寄せられるようにお邪魔したのは、三春堂さん。ここのおまんじゅうは、しっとりした薄い皮と北海道産中長うずら豆を使って作る自家製の白あんが、なんとも素朴でやさしい味です。
 「ここに来ないと買えないから、なかなか食べれないんですよねー。」という私に、「自分たちの目の届くところじゃないとね、だから直営だけでやってるんですよ。九州から買いに来てくれるお客さんもあるしね、たくさんは作れないけどそういうお客さんに食べてもらえたら、もうそれが一番うれしいんですよ。」と笑顔で話してくださったのは、三代目亡き後、四代目の息子さんと創業110年の味を守り続ける渡辺さん。

山口県観光連盟 吉谷


温泉名 川棚温泉
施設名 劇場旅館 川棚グランドホテル
泉質 ラジウム泉
効能 皮膚病 りゅうまち 肩こり 婦人病など
営業時間 8:00〜23:00(受付は22:00まで)ただし土・日・祝日の受付は15:00まで
入浴料金 平日 大人1.000円 小人500円
土・日・祝日 大人1.200円 小人600円
※日帰りご入浴とお食事セット [当日限定食事券1050円付] 1600円(土日祝1800円)
TEL 0837-74-1111
住所 山口県豊浦郡豊浦町川棚温泉
アクセス JR山陰本線川棚温泉駅から車で3分
駐車場 有り

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