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| ▲幻の童謡詩人金子みすゞ |
明治36年、長門市仙崎に生まれました。20歳の頃から童謡を書き始めたみすゞは、すぐれた作品を発表し、西條八十に「若き童謡詩人の巨星」と賞賛されるほどでしたが、26才という若さでこの世を去りました。
現在では、みすゞの作品は小学校の国語の教科書に掲載され、日本中の子どもたちに親しまれています。また、作品とともに、その生涯も舞台や映画、ドラマ等でとりあげられ、多くの人々に感動を与え続けています。
仙崎駅からまっすぐのびる通りを歩いて5分ほどの、かつてみすゞの実家があった場所に、金子みすゞ記念館は建てられています。
記念館の入り口部分には、みすゞが20歳のころまでを過ごした書店「金子文英堂」が再現されています。
書店内に積んである本や、ガラスケースの中に並ぶ文房具、それに壁の張り紙まで、細部にわたりレトロ感がしっかりとただよっていて、とてもよい雰囲気です。
書店の奥には居間や台所などの居住空間、2階にはみすゞの部屋もあり、みすゞさんはここでどんなふうに過ごしていたのかな、と想像がふくらみます。
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| ▲文英堂書店の帳場?と裏方です |
▲みすゞさんの部屋 |
文英堂の奥の本館には、生誕から26歳の若さで亡くなるまでのみすゞの生涯や、その背景となった仙崎の様子が、時期ごとに写真パネルにわかりやすくまとめてあり、それぞれの時期に書かれた作品や手紙などの貴重な品々が展示してあります。
詩だけを見ていると、とても幸せで誰からも愛され、自分の気持ちのままに素直に生きた人であったかのような印象すら受けますが、その人生は決して幸せとはいえませんでした。そして、その生涯を知れば知るほど、なぜだか彼女の詩がより強く心にしみ込んでいくのを感じます。
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| ▲本館の展示室は、みすゞの生涯に沿ってパネル展示されています |
また、みすゞギャラリーでは、直筆の原稿のほか、手をかざすと手のひらに詩が写し出される「手のひらページ」や、座ると詩の朗読が耳元で聞こえるイスといった楽しい展示があります。
みすゞさんの詩の中では、人も花も草木も魚も小鳥も空も風も星も・・・何もかもみんな生き生きとして見えます。どの詩もやわらかいやさしい言葉でつづられていて、子どもでも大人でも、とても自然に受け入れることができ、そして、その世界にほんの少しでも触れたなら、必ずみんなみすゞさんの詩が大好きになるのではないでしょうか。
独特のやさしい視点は、私じゃ多分一生思いつかないようなことばかりで、小さな驚きをもらったり、本来当たり前のことなのに、普段の生活の中でつい忘れてしまっていることを思い出させてくれたりします。
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| ▲自分へのプレゼントに |
私は詩や文学に詳しくもないし、どこがどう良いとか難しいことは全然わかりませんが、みすゞさんの詩は大好きです。何度読んでもやっぱり感動します。だからこそみすゞさんの作品は、多くの人に愛され、受け入れられているのでしょう。
館内のミュージアムショップには、詩集をはじめ、みすゞさんに関する書籍がおいてあります。ご家族やお友達へはもちろん、自分へのプレゼントとして、ひとつ持ちたくなるものばかりです。